単独 検診・検査一覧
下記単独検診・検査は当院午後の診療時間内(14:00~17:30)のみご予約を承ります。
※通常健診のオプション項目としてご利用できませんので、あらかじめご了承ください。
「リウマチ」は免疫機能が異常を起こし、関節を守る組織や骨、軟骨を外敵とみなして攻撃し、壊してしまうのです。
“自己免疫疾患”と呼ばれ、体質的にかかりやすい人が何らかの原因によって発症すると考えられています。
その原因は、まだよく分かっていませんが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産や怪我などをきっかけに発症することがあります。
【検査内容】
・画像検査・・・レントゲン撮影による関節や骨の状態の確認
①胸部(正面・側面)
②両手~DIP関節(正・斜)
③両足趾関節(正・斜)
・血液検査・・・リウマチの診断と活動性の評価
①リウマトイド因子(RF定量)
リウマチでは、自分のからだの細胞や組織に対する抗体が生み出されます。その一つがリウマトイド因子です。
この値がリウマチの診断や活動性の評価に使用されます。値が高いとリウマチが疑われます。
②抗シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)
環状シトルリン化ペプチド ( CCP ) とよばれる物質に対する抗体です。
早期のリウマチでも血液中にみられるため、早期診断に応用されています。
③抗核抗体(ANA)
通常の免疫機能では自己に対しての抗体を作ることはありません。
しかし、何らかの原因によって自分の身体の一部に対して抗体(自己抗体)を作り出し攻撃してしまうことがあります。
自己抗体によって起こる病気を調べる検査で、リウマチ以外の病気と区別するためのものです。
【検査料金】
¥22,000(税込)※診断料・報告書作成料を含む
【所要時間】
40分程度
【注意事項】
・レントゲン写真撮影があるため、脱ぎ着しやすい服装でお越しください。
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれており、ダメージを受けてもなかなか自覚症状がなく、症状が現われたときには既に病気が進行していることが多いのです。
そのため、自覚症状が無い方も、定期的に検査を受けることをお勧めします。
【検査内容】
・腹部超音波検査
お腹に超音波をあて、肝臓内の血管の異常、石灰化、慢性肝障害、脂肪肝、肝硬変や肝腫瘍などの有無を調べます。
・血液検査
①B型・C型肝炎ウイルス(HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体)
慢性肝炎の原因の多くはB型・C型肝炎ウイルスによるものです。慢性肝炎からさらに肝硬変、肝がんへと進行することもあるので、定期的に検査を受けることが大切です。
②肝細胞がん腫瘍マーカー(AFP、PIVKA Ⅱ)
AFPは健康な方の血液にはほとんど存在していませんが、がん化した細胞では大量に作られるようになり、肝細胞がんの早期発見に有用といわれております。
PIVKA-IIは異常な血液凝固因子です。健康な方の血液中には存在せず、ビタミンKの欠乏時や、肝障害、肝細胞がんなどのときに血液中に出現します。
【検査料金】
¥17,600円(税込)※診断料・報告書作成料を含む
【所要時間】
30分程度
【注意事項】
・検査の8時間前から食事・水分の摂取はお控えください。
「大腸がん」は、大腸(結腸・直腸)に発生するがんで、良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。代表的な症状として、便に血が混じる(血便や下血)、便の表面に血液が付着するなどがあります。
【検査内容】
・便潜血検査(2回法)
※事前にキットを郵送
・血液検査
大腸がん腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、p53抗体)
CEAは癌の存在を示唆する腫瘍マーカーの一つです。
癌が発生すると、特殊な蛋白質、酵素、ホルモンなどを作り出します。
主に消化器系のがん、特に大腸がんや胃がん、すい臓がんなどの指標として用いられます。
CA19-9(糖鎖抗原)は、消化器系癌の腫瘍マーカーとして最も多く利用され、病気の進行具合や治療効果の判定に役立ちます。
P53抗体は、がん抑制遺伝子であるP53遺伝子の変異に対して作られる抗体の量を測定するものです。
他の腫瘍マーカーでは異常値を示さないごく初期のがんステージから高い数値を示す特性により、早期がんを見つけることができます。
【検査料金】
¥12,100円(税込)※診断料・報告書作成料を含む
【所要時間】
10分程度
【注意事項】
・事前に採便用キットをご自宅に郵送いたします。
同封の説明書をご参照の上、採便容器に事前に採取してお持ち下さい。
容器が2本入っています。2日に分けて別の日の便からお取り下さい。
生理中は正確な検査ができませんので、お避け下さい。
・食事制限はございません。
・当日予約が可能です。採便用キットは後日郵送でご提出いただけます。
「肺がん」の予後(治療の経過具合)はあまりよくありませんでしたが、治療技術が進歩し、早期のうちに発見して治療すれば約8割が治るようになりました。無症状のうちに検診を受診した人では、早期の肺がんが発見される可能性が高いことが知られています。
【検査内容】
・画像検査
胸部レントゲン検査(正面・側面)
・喀痰細胞診検査
※事前にキットを郵送
・血液検査(SCC抗原、SLX、シフラ)
肺がんでの特異性が高いといわれる腫瘍マーカー3項目の検査を行います。
SCC抗原(扁平上皮癌関連抗原)は、肺の扁平上皮がんで特異性が高いが、子宮頸がん、頭頸部がん、食道がんなども高くなります。
また、炎症性の皮膚疾患や呼吸器疾患がある場合に高値を示すこともあります。
SLX(シアリルLex-i抗原)は、非小細胞肺がんの中でも特に腺がんで特異性が高いが、慢性の肺疾患などで高値を示すこともあります。
シフラは、非小細胞肺がんの中でも特に扁平上皮がんで特異性が高く、肺がんではSCCよりも高い陽性率を示します。
ですが、肺がん以外の肺疾患の場合にも数値が上昇することがあります。
【検査料金】
¥16,500円(税込)※診断料・報告書作成料を含む
【所要時間】
20分程度
【注意事項】
・レントゲン写真撮影があるため、脱ぎ着しやすい服装でお越しください。
・事前に喀痰採取用キットをご自宅に郵送致します。
同封の説明書をご参照の上、事前に採取してお持ち下さい。
・食事制限はございません。
・当日予約が可能です。喀痰採取用キットは後日ご提出いただけます。
なお、後日提出の場合、容器の性質上、郵送ができないため、直接ご提出(来院)していただく必要がございます。
心臓は全身に血液を送っている臓器です。様々な疾患により心臓の機能が低下して、十分な血液を送り出せなくなった状態のことを「心不全」と呼びます。
生活習慣病や年齢と共に増加する心臓への負担などにより、「心疾患」を患う人が多くなり、疾患別の死亡率は「がん」に次いで第2位となっています。
また、自覚症状のない「無症候性心不全」も増加傾向にあり、突然死も多いため、特に40~50歳代の働き盛りの方は注意が必要です。
【検査内容】
・心電図検査
安静時心電図12誘導
・血液検査
NT-ProBNPを測定します。
心不全の早期発見や病態把握ができ、まだ自覚症状の無いレベルの心不全の早期発見にも役立ちます。
【検査料金】
¥4,400円(税込)
【所要時間】
20分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
「骨粗しょう症」は、それ自体、痛みのある病気ではないため、進行していても自分では分かりません。
骨の密度を測る骨塩定量検査を積極的に受けて、骨粗しょう症を早く発見することがとても大切です。
【検査内容】
骨塩定量検査(MD法)
「骨密度」を調べる検査で、骨の強さを判定するための代表的な検査です。
骨塩定量検査は、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。
MD法は、アルミニウム板と手の骨を同時にレントゲンで撮影して、アルミニウムと中手骨の陰影濃度を比較し、骨塩量(骨密度)を測定する手法です。
【検査料金】
¥4,400円(税込)
【所要時間】
15分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
アレルギー反応を引き起こす原因を調べる検査です。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)が体内に入ってくると、IgE抗体はマスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなど化学物質を放出させます。
このヒスタミンなどの化学物質が、鼻水、くしゃみ、かゆみ、咳、喉の違和感などのアレルギー反応を引き起こします。
【検査内容】
血液検査のみ
①非特異的IgE(定量)
体内の特異的IgE抗体の総量を調べます。
②特異的IgE(アレルゲン39項目)
室内塵、動物、昆虫、樹木、植物、雑草、食物などのアレルギー性疾患の主要な原因アレルゲン39項目を調べます。
結果は、0~6の7段階のクラスとindex値で報告します。
《検査項目一覧》
室内塵(ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト)、動物(イヌ皮屑、ネコ皮屑)、昆虫(ガ、ゴキブリ)、樹木(スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ)、イネ科植物(カモガヤ、オオアワガエリ)、雑草(ブタクサ、ヨモギ)、真菌(アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア)、食物系(卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ソバ、米、エビ、カニ、大豆、ピーナッツ、鶏肉、牛肉、豚肉、マグロ、サケ、サバ、キウイ、リンゴ、バナナ、ゴマ)、職業性(ラテックス)の39項目
【検査料金】
¥19,800円(税込)
【所要時間】
10分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
LOX-indexは、脳梗塞・心筋梗塞の発症のリスクを予測する最新の検査です。
この検査では、血液中に隠れている動脈硬化を引き起こす原因物質「変性LDL」と「sLOX‐1」の量を調べます。
LOX-index値の高い方は脳梗塞・心筋梗塞の発症率が高くなることが分かっています。
これらの病気を防ぐためにも、LOX-indexでご自身のリスクを知り、将来に備えてはいかがでしょうか。
【検査内容】
血液検査のみ
血液中の「変性LDL」と「sLOX‐1」という2つの物質を測定します。
結果は、専用報告書で報告します。
※脳梗塞・心筋梗塞であるかどうかを確定するものではありません。あくまで発症リスクの検査です。
早めにリスクを知り、予防することを目的としています。
【検査料金】
¥19,800円(税込)
【所要時間】
10分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
コレステロールの中でも特に小型の超悪玉コレステロール(sdLDL-C)が動脈硬化や血管の詰まりに影響していることが、近年明らかになってきました。
動脈硬化や血管の詰まりは、脳で発生すれば脳梗塞などの脳疾患、心臓で起きれば心筋梗塞などの心疾患を引き起こす危険な症状です。
一般的な健康診断によるコレステロール値の検査に加え、超悪玉コレステロールの現状を確認して、生活習慣を改善することが将来の“重大疾病の予防”にとても重要です。
以下の項目に該当する方は、通常の健康診断に加え、sdLDLの状態も一度チェックしていただくことをお勧めします。
✓将来の重大疾病リスクを軽減したい方
✓血圧や中性脂肪値、血糖値が高い方
✓体型に関わらず、内臓脂肪が多い方
✓ご本人もしくはご家族が心臓の疾患(心筋梗塞、狭心症など)を発症されたことのある方
【検査内容】
血液検査のみ
血液中の超悪玉コレステロールを測定します。
結果は、専用報告書で報告します。
【検査料金】
¥5,500円(税込)
【所要時間】
10分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
胃がんにはヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)感染が深く関わっており、ピロリ菌感染によって慢性胃炎から萎縮性胃炎になり、胃粘膜の萎縮が進むほど胃がんが発生しやすくなります。
胃の粘膜に生息するピロリ菌の感染の有無と胃粘膜の萎縮度(ペプシノゲン判定)を血液検査で調べ、胃がんなどの胃疾患に罹るリスクを判定します。
【検査内容】
血液検査のみ
血清ペプシノゲン値とヘリコバクターピロリIgG抗体価を測定します。
【検査料金】
¥6,600円(税込)
【所要時間】
10分程度
【注意事項】
・食事制限はございません。
・当日予約も承ります。
腹部の臓器(胆のう、肝臓、すい臓、脾臓、腎臓)の異常や疾患を早期に見つけることができ、身体的負担の少ない検査です。
【検査内容】
腹部超音波検査
腹部にゼリーを塗り、超音波をあてて、反射波を画像化し内臓の状態を調べます。
この検査では、対象臓器の結石、ポリープ、筋腫、腫瘍などが分かります。
また、経年観察することで、大きさや数などの変化が確認できます。
【検査料金】
¥6,600円(税込)
【所要時間】
30分程度
【注意事項】
・検査の8時間前から食事・水分の摂取はお控えください。
・前日までにご予約ください。
目の定期検査を行っていない人は行っている人と比べて、将来的に視力障碍や失明のリスクが高まることをご存じでしょうか。
目が見えづらくなってからでは遅いため、自分の目を守るために定期的に検査を受けるようにしましょう。
【検査内容】
・眼底検査
瞳孔の奥にある眼底の血管や網膜、視神経を調べることにより、網膜剥離や眼底出血、白内障、糖尿病による目の合併症などを確認します。検査時間は数分で、痛みもありません。
・眼圧検査
眼にごく少量の空気を吹き付けて、眼圧を測定します。
緑内障や高眼圧症などを調べます。
【検査料金】
¥6,600円(税込)
【所要時間】
15分程度
【注意事項】
・コンタクトレンズは検査の時に外していただきますので、ケースや予備のコンタクトレンズをご持参ください。
・当日予約も承ります。